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Channel: よしちゃん@しゃもじのパワフルフル寄り添い隊ステーションワールド♪
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京急ファミリー鉄道フェスタ2019での2000形2011F

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続いては、5月19日に京急ファインテック久里浜事業所(京急久里浜工場)で行われた、京急ファミリー鉄道フェスタ2019で展示されていた、2000形(往年の京急の名車)で、先頭車の2011号車と2018号車が、旧1000形(1351+1356号車)の横で展示されていました。

この時の表示は、快特三浦海岸行きの1Aで、昨年3月25日から28日まで実際に使われていたありがとう2000形のヘッドマークも取り付けられていたので、それを撮影出来なかった自分(しゃもじ)にとって嬉しかったです。

京急2000形は、1982(昭和57)年12月27日に、旧600形の後継車として2011Fがデビューした当時は、ツートンカラーの2ドアクロスシートで、快特中心に使われていました。

1984(昭和59)年から1986(昭和61)年までの間に2000形が増備された時に、これまでの2ドアクロスシート車だった旧600形が全て置き換えられたけど、1987(昭和62)年に12両運転の拡大によって導入された2451Fと2461Fが最終増備車となっていました。

1998(平成10)年3月28日に、2100形がデビューしてからは、2000形が3ドアロングシート車に格下げ改造され、4連は単独の普通列車や、12連の増結用として、8連は、京急線内の快特や急行で使われていたけど、2010(平成22)年5月16日の羽田空港~新逗子間のエアポート急行の新設により、2000形の8連が再び日中にも活躍するようになっていたのであります。

1999(平成11)年7月30日まで運転されていたD急行は、京急川崎~新逗子間で、途中、京急鶴見、(花月園前)、(生麦)、(子安)、神奈川新町、横浜、日ノ出町、(黄金町)、上大岡、(京急富岡)、金沢文庫、金沢八景、六浦、神武寺に停車していたので、現在のエアポート急行と異なる停車駅となっていました。

現在のエアポート急行は、鶴見市場、花月園前、生麦、子安、黄金町、京急富岡の各駅が通過(普通列車しか停車しない駅)となり、その代わりに✨仲木戸、井土ヶ谷、弘明寺、杉田、能見台が停車駅となっているけど、停車化が見送られた6駅は、2002(平成14)年10月12日の京成電鉄京成本線の急行から快速への格上げにより、普通列車しか停車しない駅となった町屋、堀切菖蒲園、国府台、市川真間、谷津の各駅と同様の現象となっていました。

千住大橋駅も一時的にこうなっていたけど、2010年7月17日の快速停車化により解決されていたのであります。

京成上野発着の快速は、日中には運転されていないので、千住大橋駅は、京急の青物横丁、立会川、平和島の各駅と同様に、日中に普通列車しか停車しない状態となっています。

京急2000形の廃車は、2012(平成24)年5月の2411,2421,2431F(全て4連)を皮切りに行われていたけど、同年5月27日の京急ファミリー鉄道フェスタ2012に行った時にそれを知ったのであります。

京急2000形が800形よりも先に全廃された理由は、幾度の高速走行により老朽化が激しくなったことや、加速度が低いこと、泉岳寺駅への乗り入れが不可能であること、3ドアロングシート化により強度が低下したことなどであり、3ドアロングシート化によって強度が低下し、老朽化が早まった点は、かつて阪急電鉄京都本線(阪急京都線)の2ドアクロスシート車で活躍し、後に3ドアロングシート化された2800系でも言えることであります。

京急2000形は、ブルーリボン賞、800形は、ローレル賞受賞列車であり、後者の800形は、1編成のみ残されたツートンカラーの823Fが、6月16日をもって最後を迎えることになります。

2000形の2011Fは、中間車が800形の825Fと共に無架線地帯に解体待ちで置かれているけど、8両全てを保存する訳にはいかないので、このような結果となっています。

823Fも、2011Fの時みたく、先頭車のみが保管されることが予想されます。

前回の記事で紹介した、高松琴平電気鉄道(ことでん、香川県)の1070形(元京急旧600形)は、前面の貫通化、ロングシート化改造されていたけど、2ドアのままなので、側面に面影があります。

逗子市池子の第一運動公園(神武寺駅付近)で静態保存されている、旧600形の601号車は、唯一原型を保っている状態であり、ボランティアによって手入れが行われているのが嬉しいと思います。

埼玉県川口市の児童文化センターで静態保存されていた頃のデハ236号車は、末期には手付かずでかなりボロボロとなり、最悪の場合には、解体される状態まできていました。

それが総合車両製作所横浜事業所の手により修復され、今年秋に横浜みなとみらい地区に出来る予定の京急新本社で保存されることは素晴らしいことだと思っています。

新宿区西落合(都営大江戸線の落合南長崎駅付近)にあるホビーセンターカトー(KATO)東京で静態保存されているデハ268号車は、鉄道模型メーカーらしく手入れが徹底的に行われている為に状態が良いです。

昨年11月25日などのように、車内公開や行先・種別板の取り付けも行われることもあるので、京急ファンへの配慮もなされています。

もしもデハ236号車が修復されずに解体されていたら、ホビーセンターカトー東京のデハ268号車を調達しなければならなかったところでした。

総合車両製作所でのデハ236号車の修復作業が、昨年6月11日の報道発表の時に順調であることを聞いて何よりであります。

明日(5月23日)は、今年度のブルーリボン賞やローレル賞が発表されるけど、どの車両が選ばれるのか気になります。

三浦海岸行きの列車は、夜の2本の特急(平日は、青砥 22時38分、品川 23時11分発と、京成高砂 22時54分、品川 23時32分発、土休日は、京急久里浜 23時26分発と、印西牧の原 21時55分、品川 23時15分発)であるけど、快特三浦海岸行きは普段見られないレアな表示であります。

三浦海岸駅のホームは、2面2線であり、12両編成の列車であるのにも関わらず12両分あるのは、かつて海水浴シーズンに6両編成の列車を2本縦列停車させていた頃の名残であり、同じ海水浴場の最寄駅であるひたちなか海浜鉄道湊線(茨城県)の阿字ヶ浦駅で、海水浴シーズンに国鉄常磐線(現在はJR東日本の路線)の上野駅からの直通急行あじがうら号が発着していたことの名残でホームが長い(7両分ある)ことに似ています。

三浦海岸駅は、1966(昭和41)年7月7日に京急久里浜線の野比(現、YRP野比)~三浦海岸間の開業と共に出来た駅であり、1975(昭和50)年4月26日に三崎口まで延長された時に途中駅となっています。

三浦海岸駅付近には、河津桜が植えられているので、シーズンにはライトアップが行われているけど、今年は3月5日に3年ぶりに行くことが出来ました。

三浦海岸駅のシーズン限定の桜色の駅名標は、2014(平成26)年のシーズンから行われているけど、自分(しゃもじ)が初めて行ったのは、2015(平成27)年3月5日のことでありました。

今年3月5日に三浦海岸に行った時に久里浜工場の様子を車窓から眺めた時に2000形2011Fの先頭車が置かれていたのを確認していたので、京急ファミリー鉄道フェスタで展示されることを予想していました。

京急2011Fは、2013(平成25)年1月にデビュー30周年記念により、当時のツートンカラーに復元されていたけど、好評により引退まで続けられていました。

800形のツートンカラーは、2016(平成28)年11月に823Fに復元されたものであり、こちらも最後まで残されることになります。

2000形2011Fも、京急ファミリー鉄道フェスタ2019のお目当てだったので、良い感じで撮影することが出来て良かったです。

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