
昨日(7月28日)は、地下化された後の京浜急行電鉄(京急)大師線の産業道路駅に初めて行ってきました。
この日の夜の京急大師線は、1500形の1501F、新1000形の1485,1489号車が使われていたので、京急川崎駅から産業道路駅まで、1485Fに乗り、地下化された区間で乗り初めしました。
今回乗った1485Fは、今から10年前の2009(平成21)年6月に川崎重工業(Kawasaki)で製造された新1000形のステンレスバージョン(銀千)のうちの1本であり、前面に485と表示されているので、往年の国鉄特急型車両(交直両用)である485系を思い出しました。
2009年度に導入された新1000形は、全て4両編成であり、1457,1461,1465,1469,1473,1477,1481,1485Fが該当しています。
1489Fは、2011(平成23)年3月に無塗装の銀千の4連で最後に導入された編成であり、489と表示されていることから、489系(白山号で活躍していた車両)を思い出します。
新1000形の4両編成(アルミ車とステンレス車の両方がある)は、新600形の4両編成(650番台)と同様に、京急大師線や品川~京急蒲田間の普通列車(4両編成単独)のほか、ラッシュ時の12両編成の快特または特急、4+4の8連での羽田空港国内線ターミナル(羽田空港)~新逗子間のエアポート急行にも使うことが出来ます。
産業道路駅は、3月3日に地下化された2面2線の相対式ホームの駅であり、産業道路に跨がる踏切や構内踏切があった地上時代も、2面2線となっていました。
産業道路に跨がる踏切では、単線となっていたので、今回の地下化により、複線化されていたのであります。
産業道路駅には、エスカレーターやエレベーターもあるのでバリアフリーにも適合しています。
このホームを見た時に、同じ産業道路に跨がる2面2線の地下駅である京急空港線の大鳥居駅を思い出しました。
大鳥居駅は、産業道路駅と同様に、産業道路に跨がる踏切の解消により地下化されていたけど、こちらは環八通りに跨がる踏切も含まれていたので、地下化されて当然だなと思いました。
京急本線にも、環八通りに跨がる踏切(環八通り最後の踏切)があったけど、本格的に高架される前に仮設高架橋によって立体交差化されていました。
産業道路駅の1番線(京急川崎方面乗り場)の小島新田寄りには、待合室が完備されています。
2023年度中には、川崎大師、東門前の両駅も地下化される予定であるけど、産業道路との関係により、産業道路駅付近の地下化工事が優先されていたのであります。
産業道路に跨がる長い踏切は、タモリ倶楽部の踏切特集でも紹介されていました。
これによって渋滞が発生し、産業道路ならぬ残業道路となっていたこともあったけど、地下化により、産業道路の渋滞に伴う残業道路の状態が緩和されています。
来年3月には、産業道路駅が大師橋駅に改称される予定なので、地下化された新駅との組み合わせは1年間の期間限定となります。
京急大師線は、小島新田駅部分を除いて全て地下線にする計画があり、京急川崎~川崎大師間は南側の地下新線、川崎大師~産業道路間は現在の路線の直下に設けることになっているけど、南側の地下新線に関しては、難工事が予想されることにより中止され、川崎大師、東門前の両駅に関しては、2023年度中に地下化される予定となっています。
産業道路駅が開業したのは、東京急行電鉄に合併されていた大東急の時代の1944(昭和19)年6月1日の川崎大師駅からの延長の時であり、大師橋駅に改称されることで、開業当時から親しまれている産業道路の駅名が姿を消すことになります。
来年3月には、産業道路→大師橋駅のほか、花月園前駅が花月総持寺駅に、仲木戸駅が京急東神奈川駅に、新逗子駅が逗子・葉山駅にそれぞれ改称されるので、これらの駅名表示のほか、新逗子行きの表示も撮影しておく必要があります。
京急では、今年6月の800形の全廃により、前面表示がLED式に統一されたけど、一部が幕式のまま残る側面表示がどうなるのか気になります。
京急大師線は、通常京急川崎⇔小島新田の表示となっているけど、京急川崎駅に到着した後に折り返し回送となる列車は、京急川崎の単体表示となります。
産業道路駅の駅舎は、地上時代のものが引き続き使われているけど、来年3月に大師橋駅に変更される時までに変化することが予想されています。
この日は、東京ビッグサイト青海展示棟で行われた鉄道模型コンテスト2019でステーション♪やれんてつを見た後だったのでテンションが上がっていました。
れんてつブースの隣では、ぶりと君(富山県の北陸新幹線開業記念のマスコットキャラクター)や、みちまるくん(NEXCO中日本(中日本高速道路)のマスコットキャラクター)のグッズが売られていたけど、前者はれんてつの松風氏、後者ははと氏のお気に入りとなっています。
ぶりと君は、富山県のきときと君(立山がモチーフとなっている)の付随キャラクターであり、富山湾のブリ(鰤)がモチーフであり、北陸新幹線の車両であるE7系(W7系)に見立てたものであります。
ぶりと君は、鉄道(新幹線)、みちまるくんは、自動車関連のキャラクターであり、自分(しゃもじ)もれんてつのメンバーに連れてそれらのグッズを買いました。
京浜急行バスでは、けいまるくんというマスコットキャラクターが導入されたので、京浜急行電鉄のけいきゅんとのコラボも見られるようになります。
地下化された産業道路駅には、中々行かれなかったけど、今回行った時に1500形のほか、新1000形も運転されていたので、ちょうど良かったです。
このように、地下化された後の京急大師線の産業道路駅に行き、撮影することが出来て良かったです。