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Channel: よしちゃん@しゃもじのパワフルフル寄り添い隊ステーションワールド♪
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強羅駅での箱根登山鉄道の2003F(サン・モリッツ号)

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続いては、箱根登山鉄道の強羅駅で撮影した、2000形サン・モリッツ号の2003F(アレグラ塗装)による、折り返しの箱根湯本行きです。

2000形サン・モリッツ号は、箱根登山鉄道創業100周年、登山電車開業70周年、スイスのレーティッシュ鉄道との姉妹提携10周年記念により1989(平成元)年に川崎重工業(Kawasaki)で製造され、同年3月18日に増発用としてデビューした車両であり、一枚窓で眺めが良くなったほか、登山電車初の冷房車として話題になっていました。

連結面の非常用通路の採用も、サン・モリッツ号が最初であります。

スイス🇨🇭のサンモリッツ(St.Moritz)は、姉妹鉄道であるレーティッシュ鉄道の沿線にある観光地であり、箱根登山鉄道の車両の愛称(サン・モリッツ号)に相応しいと思っています。

サン・モリッツ号がデビューしてから、今年で30周年を迎えたことにより、2001Fがデビュー当時の塗装(小田急ロマンスカーの10000形HiSE 車に準じた塗装)に戻され、記念ヘッドマークも取り付けられています。

サン・モリッツ号の30周年記念ヘッドマークの横に、登山電車開業100周年のロゴヘッドマークが付いているので、こちらも撮影しておきました。

昨年は、箱根登山鉄道創業130周年を迎えていたけど、そのヘッドマークを撮影出来なかったことで残念に思いました。

今回撮影した2003Fは、1991(平成3)年に導入された増備車であり、これによって、モハ2形の111+112号車が置き換えられていました。

1993(平成5)年に中間車である2201号車と2202号車が組み込まれて、3両編成へ。

1997(平成9)年には、最終増備車である2005Fが3両編成として導入されたことにより3編成となり、玉突きで、モハ3形の最後の1両だった114号車が廃車となっていました。

1999(平成11)年には、1000形ベルニナ号の1001Fや小田急1000形の小田原~箱根湯本間運用編成と同じレーティッシュ鉄道塗装に変更され、サン・モリッツ塗装が一時的に姿を消していました。

2004(平成16)年には、1000形ベルニナ号の冷房化により、電源の確保により、2201号車と2202号車がベルニナ号に転用されて2両編成に戻され、2005Fが2000形で唯一の3両編成となったのであります。

2両編成に戻された2001Fと2003Fは、冷房化前の1000形ベルニナ号と同様に2両編成の電車にしか使われない状態となり、2010(平成22)年には、混雑緩和によりロングシート化されていました。

2014(平成26)年11月1日には、3000形アレグラ号の3001号車と3002号車がデビューしたことで、2001Fと2003Fがアレグラ号との連結により再び3両編成の列車に使えるようになり、アレグラ号に合わせた塗装に変更されていました。

昨年3月中旬には、箱根登山鉄道創業130周年記念により、2001Fがデビュー当時の塗装に戻され、同年3月21日に入生田車庫で記念イベントが行われていました。

記念イベントが行われていた昨年3月21日は、自分(しゃもじ)にとって鬼門であった雨の土休日だったけど、箱根では大雪により、箱根ロープウェイ、箱根海賊船、箱根登山鉄道の箱根湯本~強羅間が運休となり、入生田車庫でのイベントが予定よりも早く終了してしまいました。

当時は、その日の日中に休日出勤(休日EXE)となり、その後にステーション♪の1周年記念ライブに行ったいた絡みにより箱根登山鉄道に行かれなかったことに加え、休日出勤により、ステーション♪の足立未羽、北川愛莉両氏の生誕祭に行かれなかったということで踏んだり蹴ったりとなっていました。

足立未羽氏は、今年3月2日に、あーにゃこと水湊あおひ氏(現在ホワイトキャンパスで活躍中)、長谷川葉音氏と共にステーション♪を卒業してしまったので、足立未羽氏の生誕祭に行けずじまいとなってしまったけど、北川愛莉氏の生誕祭は、今年3月23日にリベンジすることが出来ました。

箱根登山鉄道で活躍していたモハ3形は、1935(昭和10)年の小田原延長の時に、113,114,115号車の3両が川崎重工業車両カンパニーの前身である川崎車両で製造されていたけど、電装品、台車も日本製という箱根登山電車で初の純国産の車両となっていました。

前述の111号車と112号車は、1935年にモハ3形と同じ車体にスイス製の電装品や台車を組み合わせて製造された車両でありました。

1984(昭和59)年に1003FベルニナⅡが導入された時に113号車と115号車が廃車となり、前者の113号車は箱根町の神明町公園(箱根湯本駅付近)に、後者の115号車はユ1形魚菜電車と共に強羅駅の裏手で静態保存されていたけど、どちらも屋外の保存であったことや管理が行われなかったことにより荒廃されたことで解体されてしまいました。

車両が保存される時には、管理されなければ意味がない状態であります。

今年7月19日まで活躍していた103+107編成(サンナナ編成)は、103号車が埼玉県南埼玉郡宮代町にある日本工業大学宮代キャンパスで、107号車が風祭駅付近にある鈴廣かまぼこの里でそれぞれ保存されることになるけど、どちらも徹底的に管理されることになります。

ベルニナ号の1001Fは、今年3月の全般検査出場により、シングルアームパンタ化され、前面と中間の2201号車の行先表示がイラスト入りのフルカラーLED表示(ゴシック体)に変更されていました。

2000形サン・モリッツ号では、アレグラ号との連結改造により2001Fと2003Fの側面にフルカラー方式のLED表示(ゴシック体)が新設されていたけど、前面の行先表示は、2005Fと同様の3色LED表示(明朝体)のままとなっています。

昨年8月の記者会見によると、2000形サン・モリッツ号の2連は、2021年から2022年に掛けて大規模改修が行われる予定であり、制御装置の更新、冷房装置の連結面から屋根上への移設が行われることになります。

このことは、室内空間の確保のほか、3000形アレグラ号とレベルを合わせる狙いがあると思います。

箱根ロープウェイが大涌谷の噴火警戒レベルが2に引き上げられたことにより運休となっているので、大涌谷駅食堂で人気の大涌谷カレーが、早雲山駅駐車場で、キッチンカーによって移動販売されています。

このことは、富士屋ホテルの人気のカレーが、リニューアル工事に伴う休業中により、湯本富士屋ホテルや別館の菊華荘で食べられることと同様であります。

富士屋ホテルは、1878(明治11)年7月15日に開業した老舗のクラシックホテルであり、1893(明治26)年から1912(大正元)年まで外国人専用ホテルとなっていたことがありました。

富士屋ホテル別館菊華荘の前身は、1895(明治28)年に設置された宮ノ下御用邸→高松宮別邸であり、旧御用邸菊華荘と呼ばれています。

菊華荘の由来は、菊の御紋があることであり、御用邸であったことから和のテイストが生かされています。

大涌谷カレーに使われている豚肉は、箱根山麓豚であり、その名の通り、箱根山西麓の静岡県三島市産の銘柄豚肉となっています。

その飼育には、良質な専用飼料や箱根山麓の地下水が使われているので、山と水の恵みがあります。

奥湯本地区の日帰り温泉施設である天山湯治郷にある温泉しゃぶしゃぶの楽天(楽天グループとは無関係)では、箱根山麓豚(牛や猪もあり)の温泉湯くぐり(アルカリの湯の温泉しゃぶしゃぶ)を味わうことも出来ます。

アルカリ湯によって、余分な脂肪分が抜けるので、箱根山麓豚の肉をより美味しくヘルシーに頂くことが出来るという魅力があります。

天山湯治郷も、塔ノ沢にある箱根湯寮と同様に、自分(しゃもじ)のオススメの日帰り温泉であります。

天山湯治郷では、ひがな湯治天山とかよい湯治一休があり、平日にははしご湯券(100円)を使うことも出来るので、平日休みに行った時にそれを使いました。

かよい湯治一休は、お風呂があるだけなので、土休日に天山湯治郷に行くなら、休憩室のあるひがな湯治天山だけにしています。

箱根登山鉄道の箱根湯本~強羅間で交換可能な場所は、塔ノ沢駅、出山信号場(スイッチバック)、大平台駅(唯一のスイッチバック駅)、上大平台信号場(スイッチバック)、仙人台信号場、宮ノ下駅、小涌谷駅であり、彫刻の森駅も交換可能な駅となっていました。

彫刻の森駅は、通常1番線のみ使用で、2番線が臨時ホームとして使われているので、1番線のみ使用の場合には、強羅行きと箱根湯本行きで交互に来るので注意が必要であります。

彫刻の森の駅名の由来である、箱根彫刻の森美術館は、1969(昭和44)年8月に開館していたけど、1972(昭和47)年3月14日まで二ノ平(にのたいら)駅のままとなっていました。

二ノ平は、彫刻の森駅のある地名であり、周辺に二ノ平温泉があります。

箱根登山鉄道(箱根湯本~強羅間)の駅名、駅数、スピードは、二ノ平駅が彫刻の森駅に変わったこと以外は、1919(大正8)年6月1日に開業した時から変わらない状態であります。

強羅駅は、箱根登山鉄道の鉄道線とケーブルカーが乗り入れる駅であり、ケーブルカー運転時間帯は2番線(ケーブルカーホームに直結)、それ以外の時間帯は1番線(手前のホーム)からの発着となっています。

駅舎は、1977(昭和52)年に改築された山小屋風であり、1997年には関東の駅百選に選ばれていました。

強羅駅付近には、足湯ならぬ手湯(手を温泉で清める場所)があります。

スイスのレーティッシュ鉄道から贈られてきた友好のカウベルは、2番線側にあり、 異国情緒が漂っています。

このように、強羅駅で、箱根登山鉄道の2000形サン・モリッツ号をヘッドマーク付きで撮影することが出来て良かったです。

おまけの画像は、宮ノ下駅で撮影した2001Fで、3004号車の車内から撮影しました。

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