
一昨日(10月14日)は、新宿から海老名まで、小田急電鉄の新3000形の3093Fによる、快速急行秦野行き🚃に乗りました。
この日は、12日の台風19号🌀の影響により、被害の大きかった秦野~渋沢~新松田間が不通となっていた為に、新宿~秦野間と、新松田~小田原間で折り返し運転が行われていたので、快速急行秦野行きという普段見られない列車が見られていました。
秦野行きは、平日朝夕の各駅停車や、特急ロマンスカーの一部で見られているけど、快速急行では、秦野~新松田間の再開までの限定となっていたのであります。
小田急線で最も駅間距離が長く、山⛰️や川の眺めを楽しむことが出来ることで有名な渋沢~新松田間は、河川の護岸流失や、電力柱が傾くなどの被害があったので、復旧には日数が掛かることが予想されていました。
この区間には、2つのトンネルと9つの橋梁があるので、被害が大きかったのもそのはずであります。
当初は、明日(10月17日)に再開予定となっていたけど、復旧工事が早まっていたので、昨日(10月15日)の15時頃に運転が再開され、特急ロマンスカー🚃💺のほうも、今日(10月16日)の始発から再開されていました。
昨日の朝は、いつもよりも本数が少なかったけど、普段見ることの出来ない2000形(8両編成)による急行秦野行き(新宿駅では、運休により空いていたロマンスカー専用ホーム(2番線)から発車していた)も見られていました。
急行秦野行きは、昨年3月17日まで実際に運転されていた列車であり、今回復活していたのであります。
この日は、特急ロマンスカーの運休だけでなく、千代田線直通も中止されていたので、海老名車両基地に封じ込められた東京メトロ16000系🚇の姿(2編成)がありました。
3093Fは、2011(平成23)年に、6両固定編成だった3282F(2007(平成19)年の川崎重工業(Kawasaki)製)に中間車4両が組み込まれた上10両固定編成化された編成であり、2011年と2012(平成24)年に、ドラえもんなどの藤子キャラクターのラッピング電車であったF-Trainとして活躍していたこともありました。
3000形の10両固定編成化は、2011年に行われた分は、6両編成の3278F以降の5編成に中間車4両を入れた90番台(3091~3095F)となっているけど、一昨年からは、8両固定編成に中間車2両を入れて、80番台として10両固定編成化させる方針に変わっていました。
その第一弾は、3665Fに中間車2両を入れた3081Fであります。
昨年度も新3000形の8連の10連化が継続され、3664Fが3082Fに、3663Fが3083Fになったけど、今年度中には、3659~3662Fに中間車2両が組み込まれて、3084~3087Fとなる予定となっています。
新3000形の10両固定編成化が6両ではなく8両固定編成が選ばれるようになった理由は、新造車の削減によるコスト低減であること、新松田~小田原間及び江ノ島線(相模大野~片瀬江ノ島間)の各駅停車の運用で6両編成が必要であること、小田原線の新宿口の各駅停車の一部が8両編成から10両編成となったことであります。
小田急の10両固定編成は、1992(平成4)年3月に導入された1000形の1091Fが最初であり、当時は小田急線で全線10両編成の乗り入れが不可能で、分割・併合運用が多数存在していた為に、千代田線直通運用🚇(当時は本厚木~綾瀬(足立区)間だった)に限定されていました。
翌年の1993(平成5)年には、1092~1094Fが導入されたけど、1000形で唯一の8連である1081Fと共に1000形の最終増備車となっていました。
2007(平成19)年から2016(平成28)年に掛けて16編成導入された新4000形(E233系ベースで製造されていた)は、全て10両固定編成で、2016年製の最終増備車である4066Fが唯一千代田線🚇やJR常磐緩行線🚃に乗り入れることが出来なかったけど、今朝の41E運用の前半(成城学園前~柏間、往路は小田急線内急行)で千代田線直通列車🚇にも進出していました。
秦野~新松田間が不通になった時には、4066Fが小田原で足止めを食らっていたけど、復旧後に千代田線直通列車🚇に化けたことになったのであります。
これにより、新4000形の16編成全てが地下鉄千代田線🚇やJR常磐緩行線🚃に乗り入れることが出来るようになりました。
1000形の1095Fと1096Fは、リニューアルと共に、6+4編成(1256+1056Fと1252+1052F)が、一部の運転台の撤去→客室化によって10両固定編成化されたものであり、同じ新宿駅拠点で、永山や多摩センターにも乗り入れている京王電鉄の8000系の元6+4の10両固定編成に似ているところがあります。
小田急新4000形は、千代田線🚇、JR常磐緩行線🚃直通のみならず、小田急線内の列車🚃にも使われているので、都営新宿線🚇直通にも使われている京王9000系の30番台に似ているけど、どちらも永山や多摩センターにも乗り入れています。
新3000形の後期型の10両固定編成化により、10両固定編成のバリエーションが豊富となったけど、来年には、新5000形も加わることになります。
今年3月16日の改正で、代々木八幡駅のホームが10両対応の島式ホームに改良されたことにより、新宿口の各駅停車の一部が10両化され、10両固定編成しかない新4000形も、新宿駅の地下ホームでも営業運転で見られるようになっていました。
一昨年9月10日に参宮橋駅付近で発生した沿線火災により、3651F(8両固定編成)が被災し、屋根に延焼したことで被害の大きかったデハ3601号車が、製造元の日本車輌製造で修理され、今年4月25日に営業運転に復帰していました。
一昨日は、相模大塚駅で行われた相鉄の撮影会に行く時に新宿から海老名まで快速急行秦野行きに乗ったけど、元F-Trainの3093Fに当たったことで良かったなと思っていました。
F-Trainは、向ヶ丘遊園の跡地に出来た藤子・F・不二雄ミュージアムの開館記念として、2011年8月3日に営業運転開始されたのは良いけど、ラッピングが東京都の屋外広告物条例に引っ掛かっていた為に、予定よりも早い9月30日に終了し、ラッピングが解除されていたけど、翌年の2012年7月20日には、その教訓により、キャラクターの絵柄を小さくし、キャラクターを増やしたことや、東京都への屋外広告物の届け出を行った上で、F-TrainⅡとして、再び3093Fに施され上で走っていたのであります。
ひっぐ~氏は、ドラえもんのファンであり、藤子・F・不二雄ミュージアムにも行ったことがあると行ってました。
相鉄のイベントの後にパシフィコ横浜で、ひっぐ~氏と出会ったので、その縁により、元F-Trainの3093Fに当たったのであります。
ちょうど、藤子・F・不二雄ミュージアムの最寄り駅である登戸駅(ドラえもんステーション)を通っていました。
昨年3月16日までは、快速急行が登戸駅に停車せず、下北沢~新百合ヶ丘間ノンストップだったので、登戸飛ばしでありました。
向ヶ丘遊園駅からは、2000(平成12)年2月13日に休止された後、運転再開されることもなく、翌年の2001(平成13)年2月1日に、向ヶ丘遊園の閉園(2002(平成14)年3月31日を待たずに)正式に廃止された向ヶ丘遊園モノレール🚝(向ヶ丘遊園~向ヶ丘遊園正門間)が出ていたこともありました。
向ヶ丘遊園モノレールは、ロッキード式モノレールの500形が使われていたけど、末期は台車に亀裂が入っていたので、休止後に修理されずにそのまま廃車解体されていました。
これによって小田急電鉄がモノレール事業から撤退し、全て普通鉄道(小田原線、江ノ島線、多摩線の3つの路線)となっています。
1974(昭和49)年に休止、1979(昭和54)年に廃止された姫路市営モノレール🚝(兵庫県姫路市、姫路~手柄山間)の車両もロッキード式となっていました。
今年10月1日から12月1日まで運転予定の8000形8255Fによる小田急江ノ島線90周年ラッピング電車🚃🌊のデザインは、東京都の条例に引っ掛からないように、ラッピングが小さくなっています。
新3000形の行先表示は、3色、フルカラー共に明朝体となっていたけど、昨年3月の改正によるROMの変更で、ゴシック体となっています。
30000形EXEαの30052Fによる4連の代走🚃は、昨日(10月15日)をもって終了するはずだったけど、ロマンスカーが運休していた為に、10月9日をもって最後となってしまいました。
30252Fは復活に向けた段階であり、正規の編成に戻される時が近づいてきています。
箱根登山鉄道🚃⛰️では、小田原~箱根湯本間🚃が復旧し、新宿~箱根湯本間のロマンスカーが復活していたけど、登山電車区間である箱根湯本~強羅間🚃⛰️は、被害が大きい為に年内の復旧が困難であると言われています。
その間、箱根湯本~強羅間で代行バス🚌が運転されることが検討されているけど、一足早い復旧を願っています。
紅葉シーズン🍁に突入するのに残念な出来事であります。
快速急行秦野行きは、普段見られないので、行きに小田急を使った理由だけど、西武秩父に行っていたらそれが出来なかったところでした。
今回の台風🌀により、被災地の皆さんに対してお見舞い申し上げます。
おまけの画像は、9月17日に小田原駅で撮影した、新4000形の4066Fです。