こちらは、10月26日は、秩父鉄道の秩父駅で行われた、秩父鉄道秩父地域開通100周年記念イベントで展示されていた、秩父鉄道の6000系(元西武鉄道新101系から改造された、急行秩父路用の車両)の6003Fで、秩父地域開通100周年記念として、急行リバイバルカラーとなっていました。
この塗装は、1992(平成4)年10月まで活躍していた300系(急行秩父路号の初代車両)のデビュー当時の塗装(チョコレート色)で、一昨年5月まで活躍していた1000系の1002Fにもリバイバルされていました。
急行秩父路のヘッドマークや側面のCTKの表示もリバイバルされていたので、300系のイメージそのものでした。
300系は、秩父鉄道で最後まで残っていたオリジナルの旅客車であり、1992(平成4)年に全廃されたことにより、オリジナル旅客車が全滅していたけど、この年には江ノ電で、元王子電気軌道(現在の都電荒川線)から譲り受けられた車両から改造された301Fが廃車となったことにより、逆にオリジナル車両に統一されていた(逆転現象が生じていた)し。
秩父鉄道の6000系は、2006(平成18)年3月に、2代目急行用車の3000系(元国鉄→JR165系)の置き換え用として、西武鉄道で活躍していた新101系の229,231,233Fから改造された車両としてデビューした車両で、3両編成への変更(一部の電動車の先頭車改造)、2ドアクロスシート化が行われていました。
この座席は、伊豆急行の8000系(元東急8000系)の海側の座席と同様に西武鉄道10000系のリニューアル化によって捻出されたものが使われており、リクライニングが可能となっています。
これらの編成は、西武時代に、秩父鉄道への乗り入れ列車に使われていた編成で、秩父鉄道のATS装置をそのまま流用出来ることから白羽の矢が立ったと思います。
6003Fは、元西武101系の233Fから改造された車両で、羽生(熊谷)寄りのデハ6003号車は、モハ234号車にクハ1234号車の前頭部を接合させたものとなっています。
2代目急行用車だった3000系は、2006(平成18)年11月25日にさよなら運転が行われていたけど、そのイベントに行ったことを覚えています。
秩父鉄道に乗り入れていた新101系は、227+229F,231+233F,235+237F,239+241Fのペアとなっていたけど、239+241Fは先に解除され、そのうちの241Fは、多摩湖線用のワンマン車両として現役であります。
当時は編成の向きが決まっていたので、西武の通勤型車両としては一足早く号車番号表示が付いていました。
235+237Fは、伊豆箱根鉄道駿豆線(静岡県、西武グループの会社)や三岐鉄道三岐線(三重県)に譲渡されていたし。
三岐鉄道三岐線は、流鉄と同様に西武グループ外の元西武車王国であり、元新101系を含めた元西武車で占められています。
現在秩父鉄道に乗り入れる西武鉄道の車両は、4000系(平日は飯能、土休日は池袋発着)だけとなっているし。
急行秩父路号は、羽生、熊谷~影森、三峰口間で運転されており、全区間で急行料金(大人200円)が必要となっています。
ロングシート車で代走される場合でも急行料金が必要となってくるので注意が必要となるし。
急行の途中停車駅は、行田市、熊谷、武川、寄居、野上、長瀞、皆野、秩父、御花畑、影森で、昨年3月のダイヤ改正から、平日の急行は全て影森発着(羽生発着は朝の1往復のみ)となっています。
イベント当日は、熊谷→秩父間の臨時急行として運転されていたけど、特別に乗車券のみで乗ることが出来たのであります。
今回のイベントのお目当ては、鉄道アイドル ステーション♪とこの秩父路リバイバルカラーだったので、行けて良かったと思っています。