続いては、今月(1月)3日は、銚子駅で撮影した、銚子電鉄の2000形2001F(元京王2010系→伊予鉄道800系、緑色の京王グリーン車塗装)によるヘッドマーク付き電車の反対側(クハ2501号車側)です。
こちらのヘッドマークは、犬吠埼灯台と初日の出がイメージされています。
このクハ2501号車は、1962(昭和37)年に京王のサハ2575として日本車輌で製造されていた車両であり、伊予鉄道に譲渡された当時は、3両編成で使われていました。
この先頭車は、伊予鉄道時代に2両編成としても使えるように改造されたもので、京王5000系(伊予鉄道700系)もどきの顔つきとなっています。
このことが、銚子電鉄に譲渡されたきっかけでもあります。
ひたちなか海浜鉄道と銚子電鉄との姉妹鉄道提携は、一昨年12月15日から行われており、昨年3月には、観音から本銚子間と金上から勝田までの硬券がセットされた必勝切符が発売されていました。
こちらは、本調子(本銚子)で勝った!(勝田)という縁起の良い乗車券として大好評であったし。
昨年は提携記念のヘッドマークが取り付けられていたことを覚えています。
2001Fと同期で、日本最古の気動車として親しまれていたひたちなか海浜鉄道のキハ222号車は、昨年12月6日をもって定期運用から離脱されていたし。
銚子電鉄が銚子~外川間の全線で開業したのは、1923(大正12)年7月5日のことで、一昨年開業90周年を迎えていました。
1913(大正2)年12月に前身の銚子遊覧鉄道として銚子~犬吠間が開業してからも100年を迎えていたけど、銚子遊覧鉄道は、開業から4年で廃止されていたし。廃止後にその跡を利用して銚子電鉄線となったのであります。
ひたちなか海浜鉄道のほうも、銚子遊覧鉄道と同じ年の1913(大正2)年12月25日に前身の湊鉄道として勝田~那珂湊間が開業してから一昨年で100周年という節目の年を迎えていたので、このことを期に銚子電鉄とひたちなか海浜鉄道との姉妹鉄道提携が結ばれたことは素晴らしいと思っています。