今月(2月)8日は、鷺ノ宮から本川越まで、西武新宿線の初期型2000系2003Fによる急行本川越行きに乗りました。
この2003Fを含めた西武2000系の初期型は、西武鉄道としては初めての本格的な4ドア車として1977(昭和52)年から1979(昭和54)年に掛けて導入された6両編成または8両編成であり、8両固定編成の2001,2003,2005,2007Fに関しては、1983(昭和58)年の新宿線系統の各停の8連化により、初代2031Fと2033Fの中間車を入れた上で8両化されたものとなっています。捻出されたクハは、追加新製のクモハとドッキングさせた上で(2409~2415F)として2両化されたけど、そのうちのクハ2416号車(初代クハ2034号車)が1986(昭和61)年3月に発生した田無駅構内での衝突事故により、クモハ2415号車、2017Fや2023Fの一部と共に廃車となっていました。
初期型の2連付属のうち、2401~2407Fが、1983(昭和58)年に、2417Fと2419F(2代目2031Fと2033F同様に田無事故で廃車となった編成の補充分)が、1988(昭和63)年に完全新製された編成であります。
この2003Fは、中間車のモハ2301号車とモハ2302号車が、1979(昭和54)年製(初代2031Fから転用された車両)で、他の6両は1977(昭和52)年製となっています。
1977(昭和52)年は、西武新宿駅前にあるプリンスペペ(PePe)や新宿プリンスホテルのオープンに伴い、西武新宿駅が改良された時でもありました。
1988(昭和63)年に新2000系が導入されてからは、10両編成の列車の4ドア化が進められ、8両固定の2000系も、電気連結器の装着により8+2の10両編成としても使えるようになっています。
その後に導入された3ドア車の新101系のワンマン運転非対応車や3000系が、4ドア化により先に廃車となっていたけど、今後は初期型の2000系(特に幕車)が本格的に廃車となることが予想されているので、今回乗ることが出来て良かったと思っています。
画像は、所沢、本川越の両駅で撮影したものです。