
ときわ89号は、品川駅を21時45分、東京駅を21時53分、上野駅を22時ちょうどに発車し、途中、土浦、石岡、友部、水戸に停車してから勝田へと向かう列車であり、10月14日の改正では、2代目ときわ87号として、高萩まで延長されることになります。
これにより、上野から東海、大甕、常陸多賀、日立、高萩へと向かう下りの特急の最終が30分繰り下げとなるし。
その前の運用は、いわき 18時16分発のひたち26号であり、途中、湯本、泉、勿来(なこそ)、高萩、日立、常陸多賀、大甕(おおみか)、東海、勝田、水戸、上野、東京に停車してから品川へと向かう列車であります。
新生ときわ87号は、水戸駅で、新設される水郡線の下り最終列車(常陸大宮行き、水戸 23時17分発→常陸大宮 23時48分着)に接続することになります。
これまでは、水戸 22時30分発の常陸大子行き(常陸大宮 23時01分着、常陸大子 23時42分着)が最終(水戸駅で、品川 20時45分、東京 20時53分、上野 21時ちょうど発のひたち29号(いわき行きの最終特急でもある)から接続)となっているので、常陸大宮までの最終が47分繰り下げとなるし。
常陸大子行きの最終列車(水戸 22時30分発)は、上菅谷駅で常陸太田行き(常陸太田支線)の最終列車(上菅谷 22時47分発)に接続しているし。
水郡線にキハE130系が導入され、キハ110系が全面的に置き換えられたのは、2007(平成19)年のことであり、同年1月19日にデビューしてから、9月12日に置き換えが完了するまでの過度期には、キハE130系とキハ110系による併結運転が行われていました。
水郡線沿線の常陸太田市、常陸大宮市、久慈郡大子町も、高萩市と同様に9月30日まで放送される予定のNHKの朝の連続テレビ小説「ひよっこ」のロケ地として有名であります。
ひよっこに出てくる奥茨城村は、架空の村であるし。
自分(しゃもじ)が水郡線の本線(水戸~安積永盛、郡山間)に初めて乗ったのは、キハ110系の時代の1995(平成7)年8月27日のことであり、水戸から郡山まで乗り通した後に、郡山からいわきまで磐越東線にも初めて乗っていました。
常陸太田支線の終点である常陸太田駅は、2005(平成17)年3月31日まで、日立電鉄線(常北太田~大甕~鮎川間)の常北太田駅への乗換駅となっていたので、常陸太田支線とセットで乗りに行ったことを覚えています。
日立電鉄線は、昨年2月までの銚子電鉄線と同様に、元営団地下鉄(現、東京メトロ)銀座線の2000形から改造された車両が活躍していたことで有名でありました。
銚子電鉄線に譲渡された営団2000形改め1000形は、日立電鉄に譲渡されるはずがキャンセルされて銚子電鉄入りしていたので、日立電鉄線の廃止と共にお役御免となっていた車両よりも長生きしていたことが分かります。
日立電鉄線の廃止から2年後の2007年3月31日に廃止された鹿島鉄道線(石岡~鉾田間)のほうも、廃止直前に乗りに行っていたけど、こちらは廃止から10年経ったことで早いもんだと思いました。
鹿島鉄道線は、1987(昭和62)年3月31日に日本国有鉄道(国鉄、JNR)と共に廃止された筑波鉄道筑波線(土浦~筑波~岩瀬間)と共に、1979(昭和54)年3月31日まで関東鉄道の路線(鹿島鉄道線は鉾田線と呼ばれていた)でありました。
鹿島鉄道線は、末期に親会社である関東鉄道による支援が行われていたけど、2005(平成17)年8月24日につくばエクスプレスが開業したことにより、関東鉄道の業績が悪化したことで、支援が打ち切られて廃止されていたのであります。
鹿島鉄道の廃止当時は、415系及びE501系の上野乗り入れ撤退と重なっていたし。
石岡駅は、昨年3月に橋上駅舎に改築され、鹿島鉄道線の駅や車両基地が撤去され、更地と化したことにより、鹿島鉄道線の面影が無くなっています。
石岡駅の発車メロディーは、昨年9月1日に一新されたものであり、1番線は、「バラが咲いた」、2番線は、「ここで君を待っているよ」、3番線は、「石岡のおまつり」であり、バラが咲いたに関しては、茨城県の県花に因んで使われています。
バラが咲いたの原曲は、1966(昭和41)年にリリースされた、マイク眞木氏のフォークソングであり、50周年の節目の年に石岡駅の発車メロディーに採用されていたし。
関東鉄道竜ヶ崎線の乗換駅である佐貫駅(茨城県龍ヶ崎市)は、今年6月3日に発車メロディーが一新されており、1番線は、「RYUとぴあ音頭」、2番線は、「かえるの合唱」、3番線は、「白鳥の湖」となっています。
白鳥の湖(チャイコフスキー作曲のバレエ音楽)は、周辺にある牛久沼の白鳥に因んで採用されているし。
マザー牧場の最寄駅である内房線の佐貫町駅(千葉県富津市)と紛らわしい状態であり、マザー牧場のHPには、茨城県に類似駅名「佐貫駅」がありますので、検索時にはご注意ください。の表示があるのもそのはずであります。
マザー牧場へは、君津駅または佐貫町駅からバスに乗って行くことになるし。
ときわ89号は、品川発が30分繰り下げされると共に、柏、佐貫、牛久、ひたち野うしく、荒川沖、赤塚駅にも停車するようになるけど、現在のときわ93号と同様に勝田行きのままとなるので、行先部分とラッピングの撮影としました。
新生ときわ89号のときわ93号からの変更点は、品川発となることに加え、ときわ91号との統合により、ひたち野うしくと荒川沖にも停車することであります。
高萩駅の発車メロディーは、2013(平成25)年11月1日から高萩市の縁の曲である「あしたの風とひとつになって」となっており、1番線と2番線でバージョンが異なっています。
このように、品川駅で気になるイバラキのラッピング編成であるE657系のK8編成による特急ときわ89号を撮影することが出来て良かったです。