こちらは、9月6日に、京都駅の嵯峨野線ホーム(31番線)で撮影した、381系のフチFE61編成(クロ381-1106F)による特急はしだて1号です。
はしだて1号は、381系の4両編成(6両編成で運転される場合あり)で、京都駅と、WILLER TRAINS(京都丹後鉄道、丹鉄)の天橋立駅を結ぶ列車であり、京都駅を9時25分に発車した後、二条、亀岡、園部、綾部、福知山、大江、宮津に停車してから天橋立へと向かうことになります
。
天橋立は、宮城県の松島、広島県の宮島(しゃもじで有名な場所)と並ぶ日本三景の1つであり、京都府の海側の名所でもあります。
はしだて号は、1996(平成8)年3月16日の山陰本線の京都~綾部間、北近畿タンゴ鉄道宮福線の全線、宮津線の宮津~天橋立間の電化により登場した列車であり、福知山~天橋立間で、WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)に乗り入れることになります。
当初は、183系(681系の導入により捻出された485系からの改造車)が使われていたし。
WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)の宮福線(福知山~宮津間)は、1988(昭和63)年7月16日に、北近畿タンゴ鉄道の前身の宮福鉄道によって新規開業していた区間であり、その翌年の1989(平成元)年8月1日に、北近畿タンゴ鉄道に社名変更されていたのであります。
1990(平成2)年4月1日には、旧国鉄→JR宮津線(西舞鶴~豊岡間)の移管により北近畿タンゴ鉄道宮津線となり、あれから25年経った今年4月1日には、運行が上下分離方式により、WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)に移管されていました。
移管と同時に、西舞鶴~宮津間が宮舞線、宮津~豊岡間が宮豊線となっていたし。
WILLER TRAINS(京都丹後鉄道)は、白とピンクの車体の高速バス(元ツアーバス)のWILLER EXPRESSと同様に、WILLER ALLIANCEの系列であり、列車の運行等を受け持つ第二種鉄道事業者であります。
鉄道施設の保有は、従来通り北近畿タンゴ鉄道(第三種鉄道事業者)によって行われているし。
381系のフチFE61編成(クロ381-1106F)は、以前特急くろしお号で使われていた編成であり、2012(平成24)年からは、183系の置き換え用として、転用されていました。
昨年6月には、固定されていた振り子機能の復活(最大角3°に変更)により、1000番台化され、旧番号が塗り潰された上で、その横に新番号が書かれています。
381系が使われている列車は、新大阪~福知山、城崎温泉間のこうのとり1,3,7,15,17,21,25,6,12,14,18,22,26,28号、京都~福知山、豊岡、城崎温泉間のきのさき5,13,19,6,10,16号、京都~天橋立間のはしだて1,7,6,10号であり、10月31日から、くろしお号と共に、289系(683系からの改造車)に置き換えられる予定であり、10月30日をもって定期運用が終了するかことになります。
このように、昨年2月の大阪駅でのこうのとり号に続いて、京都駅で、381系によるはしだて号を撮影することが出来て良かったです。