続いては、9月6日に、京都駅の嵯峨野線ホーム(31番線)で、381系のフチFE61編成(クロ381-1106F)による特急はしだて1号を編成全体及び221系との並びで撮影したものです。
4両編成なので、編成全体を撮影することが出来たことに加え、床下にクーラーのあるすっきりとした屋根上により良い画像に仕上がっていました。
221系による普通列車は、吹田総合車両所京都支所所属の4両編成であり、嵯峨野線(京都~園部間)を中心に使われています。
山陰本線は、京都府京都市下京区の京都駅から、山陰地方を経由して、山口県下関市の幡生駅を結ぶ路線であり、そのうちの京都~城崎温泉間と、伯耆大山~米子~出雲市~西出雲間が電化区間となっています。
山陰本線(嵯峨野線)の京都~園部間が電化されたのは、1990(平成2)年3月10日のことであり、非電化時代には、キハ47形気動車のほか、赤い50系客車も使われていたこともありました。
そのうちのオハフ50 68号車は、梅小路蒸気機関車館で休憩所として使われていたし。
1996(平成8)年3月16日に、園部~綾部間の電化と共に、二条駅と花園駅が高架化され、二条駅の木造駅舎が梅小路蒸気機関車館に移築されていました。
こちらも来年春に開設される予定の京都鉄道博物館の一部となります。
二条駅と花園駅の間にある円町駅は、2000(平成12)年9月23日に、二条~花園間の複線化と共に開業した駅であり、花園大学の最寄り駅でもあります。
1996(平成8)年3月15日までの間は、京都~米子間でキハ181系による特急あさしお号が運転されていたこともありました。
嵯峨野線の嵯峨嵐山(旧、嵯峨)~保津峡~馬堀間は、1989(平成元)年3月に複線化により移設された区間であり、1991(平成3)年4月27日には、旧線区間が、嵯峨野観光鉄道によるトロッコ列車(トロッコ嵯峨~トロッコ嵐山~トロッコ保津峡~トロッコ亀岡間)に転用されています。
トロッコ亀岡駅は、亀岡駅ではなく、馬堀駅が最寄り駅となっているので注意が必要であります。
京都駅の嵯峨野線のホームは、0番ホーム(北陸線等の特急の発着番線)の奥にあり、31番線が嵯峨野線(山陰本線)の特急はしだて、きのさき、まいづる号、32,33番線が嵯峨野線の普通、快速列車が発着し、34番線は、33番線に繋がる降車専用ホームとなっています。
はしだて号のうち、287系で運転されるのは、3号と4号で、京都~綾部間で、東舞鶴駅発着のまいづる3,10号と連結されます。
はしだて5,9,2,8号(宮津発着または宮津、天橋立経由の豊岡発着)は京都丹後鉄道(WILLER TRAINS)のKTR8000形(タンゴディスカバリー形車両)が使われ、京都~綾部間でまいづる5,15,6,14号に併結されることになります。
こちらは、新大阪と天橋立を結んでいた文殊号に変わって登場した、たんごリレー号(福知山~天橋立、網野、豊岡間)などにも使われているし。
221系は、1989(平成元)年3月に、琵琶湖線、JR京都線、JR神戸線、大和路線でデビューしたJR西日本初のオリジナルの近郊型電車であり、アメニティライナーと呼ばれていました。
現在は、これらの路線に加え、嵯峨野線、湖西線、草津線、JR奈良線、和歌山線、万葉まほろば線(桜井線)も加わっているけど、以前は阪和線やきのくに線でも運転されていました。