こちらは、9月6日に、京都駅で撮影した、381系のヒネHD601編成(クロ380-1F)によるくろしお7号の白浜行きです。
くろしお7号は、381系のパノラマグリーン車付きの6両編成(9両編成となる場合あり)が使われている列車であり、京都を出た後、新大阪、天王寺、和歌山、海南、御坊、紀伊田辺に停車してから白浜へと向かうことになります。
381系が使われているくろしお号は3,7,13,17,25,4,14,18,26,28,34号で、そのうちの3,7,26号が京都発着となっています。
京都発着以外の定期くろしお号は、283系(オーシャンアロー型車両)、287系を含めて新大阪発着であり、新大阪から梅田貨物線(短絡線)を通って西九条から大阪環状線に入り、天王寺から阪和線に入ることになるので、大阪駅を素通りしていくことになります。
このルートは、京都、草津、米原と関西空港を結ぶ関空特急はるか号も通っていくことになるし。
関空特急はるか号は、京都駅では、米原、草津発着を除き、嵯峨野線側の30番線から発車することになります。
381系のHD601編成は、1989(平成元)年7月に、パノラマグリーン車連結のスーパーくろしお号としてリニューアルされた編成であり、パノラマグリーン車は、JR東海のしなの号と同様にサロ381型から改造された車両であります。
2012(平成24)年3月17日の287系導入に伴う改正で、283系のオーシャンアロー、381系のスーパーくろしおの名称が廃止され、くろしお号に統一されていました。
381系のうち、パノラマグリーン車なしの編成は、こうのとり号などに転用され、スーパーくろしお号で活躍していたパノラマグリーン車付きの編成が残されています。
これらの列車が、10月31日から287系に置き換えられることにより、パノラマグリーン車付きの編成が、283系だけとなってしまいます。
381系の定期運用は、岡山と出雲市の間を伯備線経由で結ぶ特急やくも号(ゆったりやくも)だけとなるけど、こちらには一部パノラマグリーン車が連結されているし。
現在の381系の塗装は、南紀白浜の海岸にマッチした塗装となっているので、くろしお号と言えばやはり水色塗装の状態であります。
くろしお7号は、今年3月の改正までは、287系で運転されていたので、一時的に381系に置き換えられていたことにより、はしだて1号との掛け持ちでの撮影が実現したのであります。
10月31日からは、381系で運転されている列車が、287系となり、287系で運転されている白浜発着の5往復が289系(683系からの改造車)となります。
このように、京都駅で、381系による特急はしだて1号を撮影した後、掛け持ちでくろしお7号を撮影することが出来て良かったです。