こちらは、9月6日に、京阪の淀屋橋駅で撮影した、京阪8000系の8005Fによる京阪特急65周年記念と復刻特急ヘッドマーク(副標)付き車両です。
このダブルヘッドマークは、9月1日から18日までの間に、淀屋橋 9時30分、9時40分発、出町柳 10時34分、10時44分発の2往復(各1往復)に取り付けられていました。
先発列車には、8010Fによるきかんしゃトーマスのラッピング電車、後発列車には、8005F(従来のエレガント・サルーン塗装)が使われていたけど、この日は両方見られたのであります。
特急のヘッドマークが実際に使われていたのは、地上駅だった天満橋駅始発の時代だったので、地下の淀屋橋駅との組み合わせはリバイバルならではでありました。こちらは、京都側の出町柳駅でも言えることだったし。
1958(昭和33)年に作られた京阪特急のテーマソングである京阪特急は、♪天満橋から三条へ。と歌われていたのは、当時天満橋始発だったことを物語っています。
1963(昭和38)年4月16日に天満橋駅が地下化され、淀屋橋まで延長された時に、♪淀屋橋から三条へと歌詞が変更されていました。
地上駅時代の天満橋駅は、かつての三条駅と同様に、川に面した地上ターミナル駅となっていたので、共通点があったし。
8005Fは、1991(平成3)年6月に、平屋建ての6両が新造された編成であり、旧3000系に組み込まれていた8566→8555号車の入った7両編成でデビューしていました。
現在の2階建て車両入りの8両編成となったのは、1997(平成9)年9月のことで、8001~8004Fも2階建て車両入りの8両化されていたし。
8000系のうち、8002,8003,8004,8005,8006Fに旧3000系に連結されていた中間車(8550番台、8001Fの平屋建ての7両と同じ1989(平成元)年製)が連結されているのが特徴であり、8553号車が8568号車、8555号車が8566号車、8556号車が8564号車と呼ばれていました。
こちらは、1989(平成元)年10月5日の鴨東線の開業(出町柳までの延長)により、特急が全て7両化された時に不足を補う為に製造された車両であり、当時は、鴨東線の開業に伴う増発用として導入された8001Fと共に人気が集中していました。
このことを受けて、旧3000系が1編成を残して置き換えられていたのであります。
やはり関西人は新しもの好きであるのでそのはずであるし。
8005Fは、2005(平成17)年4月1日から、翌年の2006(平成18)年5月まで、KUZUHA MALL(くずはモール)のラッピングが施されていたので、この日の復刻ヘッドマーク取り付け編成が、ラッピングされている編成と、かつてラッピングされていた編成の組み合わせとなっていました。
このように、復刻特急ヘッドマーク付きの京阪特急色の8005Fを撮影することが出来て良かったです。