一昨日(3月21日)は、土浦から偕楽園まで、常磐線のE501系のカツK701編成(クハE501-1F)によるいわき行きに乗りました。
この時に乗った551M(E501系の10連による運用)は、土浦 12時33分発のいわき行きの普通列車で、偕楽園駅にも臨時停車していたけど、新橋から土浦までE531系による特別快速(常磐特快)で移動した時に佐貫駅で間合いの回送を見たので、これはと思いました。
土浦の次の神立駅では、E657系のカツK11編成による特急ひたち11号(品川発いわき行き)の通過待ちがあったので、撮影タイムとなりました。
特急ひたち11号も、偕楽園駅に臨時停車していたし、551Mよりも20分早く偕楽園駅を発車していたので、上野から偕楽園までノンストップでお先に!という状態でした。
こちらは、偕楽園を出た後、水戸、勝田、日立、磯原、泉、湯本に停車してからいわきへと向かうことになるので、これらの各駅へもお先に!ということになります。
水戸駅では、始発であり先発でもある549M(いわき行き、同じE501系10両編成による運用)に接続しているのでそのはずであるし。
偕楽園臨時駅は、2月下旬から3月までの水戸偕楽園での梅まつりに合わせて開設される下り専用の臨時駅であり、9時30分着の上野発勝田行き(E531系の10両編成、グリーン車付き)から、15時24分着の土浦発勝田行き(E501系の5両編成)までの水戸線からの列車を含めた下り普通列車と、9時16分着の上野発いわき行きのひたち3号から、15時04分着の品川発いわき行きのひたち15号までの下り特急列車(ひたち号、ときわ号、全てE657系10両編成で全席指定、ときわ55号までは上野始発で、ひたち7号からは品川始発となる)が停車することになります。
普段上野→水戸間ノンストップとなるひたち5,7,9,11,13,15号が上野→偕楽園間ノンストップとなるので、上野から偕楽園までまっしぐらとなるほか、上野駅で、次は偕楽園の表示を見ることが出来ます。
今シーズンは、2月20日から3月27日までの予定となっているけど、今年から千波湖の冠水対策によりホームの嵩上げやスロープの新設等によりリニューアルされています。
偕楽園駅は、1925(大正14)年2月2日に公園下仮降車場として開設されたのが始まりであり、当時はその名の通りの降車専用の駅でした。
1967(昭和42)年2月1日には偕楽園仮降車場となり、1969(昭和44)年10月1日には偕楽園臨時乗降場として乗車出来るようになり、国鉄からJRになった1987(昭和62)年4月1日には偕楽園臨時駅に変更されて現在に至っています。
1993(平成5)年3月27日から5月30日まで水戸市で行われた全国都市緑化フェア(グリーンフェア'93いばらき)の開催期間中には、上りホームが仮に設置されていたので、期間限定でありながら上下線で乗降可能な駅となっていたのであります。
偕楽園駅に簡易ICカード改札機が付いたのは、2013(平成25)年2月のことでした。
偕楽園駅のホームは、11両分までしか入れないので、485系やE653系が使われていた頃に、7+7の14両編成(重連)で運転されていた列車に限り、後ろの3両のドアが開かない状態となっていました。
この日は、ハロプロファンである某マイミク氏の友人が、水戸の偕楽園まで行く為に品川駅からE531系による特別快速(常磐特快)で土浦まで移動し、土浦から偕楽園まで、このE501系による普通列車に乗る為に待機していたところ、出会ったので、偕楽園まで一緒に行動し、梅を見たことはもちろんのこと、特別運転されていた昔なつかしのボンネットバスに乗ったのであります。
その友人は、土浦まで同じ常磐特快に乗っていたけど、ニアミスしただけでありました。
この列車は、後続の上野11時12分発の土浦行きの普通列車(同じE531系)からも接続していたし。
このことは、昨年9月5日から6日に掛けての関西遠征で、18きっぷを使った時に、熱海駅で、185系を撮影しがてら、静岡方面への普通列車を待っていた時に、翌日の9月6日に大阪で行われた鉄道アイドルステーション♪のイベント(自分(しゃもじ)も行っていた)に行く為に遠征していた某ステッシャー(ステーション♪のファン)の友人と偶然出会い、名古屋まで一緒に行動したことに似たような現象となっていました。
某ステッシャーもやはり、熱海まで同じ上野東京ラインの列車に乗っていたし。
今回乗ったE501系のカツK701編成は、1995(平成7)年に川崎重工業で製造された10両の基本編成であり、東急車輛(現、総合車両製作所横浜事業所製)のカツK751編成(5両編成)と共に、同年12月1日に上野~土浦間でデビューした時から活躍しています。
こちらは同年1月17日に発生した阪神・淡路大震災の時に川崎重工業の兵庫工場(神戸市兵庫区)製造中の段階だったので、落成がK751編成よりも遅れていました。
2011(平成23)年3月11日に発生した東日本大震災の時も水戸エリアでも影響があったので、震災を2回経験した編成でもあります。
偕楽園も、東日本大震災の影響を受けていたので、同年3月12日以降の梅まつり及び偕楽園駅の営業が中止となり、翌年の2012(平成24)年に復旧していました。
E501系は、取手までとなっている常磐快速線の4ドアロングシート車の運転範囲を土浦まで延長させようということで導入された日本初の交直両用の通勤型列車であり、当時増備が進められていた209系ベースの交直両用の4ドアロングシートの列車及びドイツシーメンス社製のインバータ装置による元祖ドレミファインバータ車として話題になっていました。
当時はトイレが付いていなかったので、この列車にはお手洗は付いておりませんという放送もあったし。
同年12月9日に土浦まで初めて乗った時に、ドレミファインバータの音を聞いて驚いていたことを覚えています。
それだけでなく、常磐線の取手~藤代間及び水戸線の小山~小田林間でのデッドセクション(交直切替区間)で、室内灯が消えないようになっているという初の試みもあり、E531系、E653系、E657系にも踏襲されています。
このドレミファインバータは、1998(平成10)年3月28日に2ドアクロスシートの快特用としてデビューしていた京浜急行電鉄(京急)の2100形や、2002(平成14)年4月にそれがベースで導入された京急新1000形の初期型にも導入されたことで話題になっていたけど、2100形は全て国産のIGBTインバータに交換され、新1000形の初期型に関しても交換されつつあります。
E501系が上野~土浦間で使われていた頃は、中央快速線の201系→E233系が大月に乗り入れていることに似ていました。
1997(平成9)年3月22日の改正では、10両基本編成と5両付属編成が3編成ずつの45両が追加導入され、4編成ずつの60両出揃ったけど、当時トイレが付いていなかったことにより上野~土浦間に限定されていたことや、交直両用の為にコストが掛かっていたことなどの理由により、209系よりも先に製造が打ち切られていました。
2007(平成19)年3月17日には、上野~土浦間はの中距離電車のE531系への統一及び415系や455系の置き換えの為に、10両編成と5両編成に分割された上で、常磐線の土浦~いわき、草野間及び水戸線用に転用され、10両編成の両先頭車及び5両編成の土浦・小山寄りの先頭車に、E531系の普通車と同様の車椅子対応の洋式トイレ(誰でもトイレ)が新設されていました。
それと同時に、黒地の方向幕から青地の方向幕に交換されていたし。
E501系の水戸線乗り入れは5両編成だけであり、10両編成は常磐線の土浦~いわき、草野間に限定されています。
上野~土浦間でのE501系の定期乗り入れは、同年2月21日をもって終了していたけど、末期はトイレ付きのままで使われていました。
転用後もドレミファインバータのままとなっていたけど、現在は国産(東芝製)のIGBT装置に交換されています。
今回E501系に乗れたことで、自分(しゃもじ)はもちろんのこと、一緒に行動した友人も満足していました。