4月6日は、豊洲から所沢まで、西武鉄道の40000系40101Fによる、S-TRAIN101号の所沢行きに乗りました。
この日は、40101Fが豊洲~所沢間のS-TRAIN(クロスシートモード)、40102Fが日中を含めた池袋線内(池袋~飯能間)での運用(ロングシートモード)に入っていたので、最初に前者の40101FによるS-TRAINに乗り、その次に飯能から池袋まで40102Fによる急行に乗ったことにより比較することが出来たのであります。
所沢から飯能まで乗った車両は、東急5050系4000番台の4109Fによる元町・中華街発快速飯能行きだったし。
4000番台は、西武秩父線で使われている4000系(2ドアクロスシートのトイレ付き車両)と重複しています。
こちらは東京メトロ10000系が、東武10000系や西武10000系(特急レッドアロー)と重複していることでも言えるし。
東急東横線には、5050系のほか、田園都市線から転用された5000系も含まれているけど、1995(平成7)年まで活躍していた5000系初代レッドアローで使われていた番号なので問題はないです。
来年度からは、新型特急レッドアロー(3代目レッドアロー、日立製作所製)が8両7編成56両導入される予定だけど、形式は50000系になることが予想されるし。
40101Fは、3月12日に西武球場前で行われていた40000系のお披露目イベントで内覧会(車内公開)用として使われていた編成であるので、車内に入ったのは初めてではなかったです。
実際に動いている状態で乗ったのは初めてであるし。
土休日には、2本共にS-TRAINの運用に入っているので、ロングシートによる一般運用が、40103Fが導入されるまでの間平日にしか見られない状態となっているし。
平日のS-TRAINは、1編成だけで回すことも可能なので、40000系の点検は平日に行われることになります。
S-TRAIN101号は、豊洲駅を17時ちょうどに発車し、有楽町、飯田橋、石神井公園、保谷の各駅で停車してから所沢へと向かう平日のS-TRAINであり、通勤帰りで賑わう豊洲20時ちょうど発のS-TRAIN103号と23時ちょうど発のS-TRAIN105号とは異なり、比較的空いていました。
次期のダイヤ改正には、小田急60000形MSEによる千代田線直通ロマンスカーの時と同様に、利用状況に応じて変更される場合があることが予想されています。
所沢から豊洲へと向かう送り込み運用に乗っても良かったけど、豊洲から所沢へと向かうルートのほうが面白いし、その後に40102Fに乗れるというので、今回豊洲から乗ったのであります。
豊洲までは、東京メトロ7000系のトップナンバーである7101Fで移動したけど、そのうちの先頭車を含めた5両が1974(昭和49)年の川崎重工業製であったので、川崎重工業製の車両同士を乗り継いだことになったのであります。
東京メトロ7000系のうち、7101Fを含めた10両固定編成は、10000系と同様に有楽町線と副都心線で兼用となっているので、今回のように有楽町線で川崎重工業製の車両を乗り継ぐことが出来たし。
西武鉄道の川崎重工業製の車両の導入は、旧西武鉄道の時代の1927(昭和2)年に導入されたモハ550形(前身の川崎造船所の時代だった)以来90年ぶりであり、当時は、同年4月16日に、西武新宿線の高田馬場~東村山間が村山線として開業していました。
こちらは今年で開業90周年を迎えることになるし。
川崎重工業製の車両の西武線への乗り入れは、営団地下鉄→東京メトロ有楽町線または副都心線の7000系の一部の編成で行われているけど、かつて有楽町線で活躍していた07系の07-101,102F(川崎重工業製、現在は東京メトロ東西線で活躍中)も西武線に乗り入れていました。
有楽町線の豊洲駅は、1988(昭和63)年6月8日の新富町~新木場間の開業と共に出来た2面4線の地下駅であり、地下1階に改札口、地下2階に中間コンコースとS-TRAINの指定券券売機、地下3階にプラットホームがあります。
有楽町線の豊洲駅のプラットホームは、東陽町、住吉方面への支線建設を見据えた構造である為に、開業当時は中間部分に線路のない空きのスペースとなっていました。
2003(平成15)年3月19日に開業した半蔵門線の住吉駅で、上下二層式のホームで反対側に留置線があるのはその為であり、横浜市営地下鉄ブルーラインの関内駅と同様と構造となっています。
横浜市営地下鉄ブルーラインの関内駅が上下二層式となっているのは、山下町への延長計画の名残であり、土休日にS-TRAINが乗り入れているみなとみらい線が出来たことにより幻となっているし。
豊洲駅の中間の2,3番線が折り返し列車専用線が新設されたのは、2013(平成25)年3月16日のことで、平日の朝ラッシュ時に豊洲発着の列車が復活していました。
2番線は降車専用、3番線は乗車専用であり、新木場方面と線路が繋がっていないことにより、S-TRAINを含めて月島(和光市)寄りにある留置線に入ることになります。
現在S-TRAIN以外の豊洲行きの列車は平日朝の清瀬7時11分発→豊洲 8時21分着(メトロ車(7000系または10000系の10連)による運転)と、池袋 8時45分発→豊洲 9時17分着(西武6000系による運転)の2本であります。
平日に豊洲~所沢間の通勤客向けのS-TRAINを運転させることは、豊洲駅に折り返し線があったからこそ実現したのであるし。
2006(平成18)年3月27日に、新交通ゆりかもめが豊洲駅に乗り入れるようになったことや、周辺にららぽーとが出来てからは、有楽町線の利用客が大幅に増え、改良工事が行われていました。
2009(平成21)年10月から2012(平成24)年9月までの間、豊洲駅のホームの中間部分に仮設の連絡通路が設けられていたことがあったので、2013年3月16日に東急東横線が乗り入れてくるまでの副都心線の渋谷駅と同様となっていました。
2008(平成20)年6月14日に副都心線の渋谷駅が開業した当時は、外側の2線しか使われていなかったので、有楽町線の豊洲駅と同様となっていたし。
今回は、5号車の6Aに当たっていました。
西武40000系が、座席指定券不要の列車にも使われていることは、東武東上線の50090系がTJライナー以外の列車にも使われていることと同様であるけど、西武40000系には、東武50090系にはない車内トイレ、コンセントが付いていることや地下鉄乗り入れ対応となっていることが特徴であります。
来年春には、京王線に新5000系による座席指定制の通勤ライナーが出来る予定となっているので、同時期にデビュー予定の小田急70000形ロマンスカーと共に話題となっています。
京王新5000系のほうも、ロングシートモードにより従来の列車にも使えるし。
西武40000系は、全て10両編成である為に、池袋(西武新宿)口の各停には使えない状態であるけど、椎名町、東長崎、江古田、桜台の各駅に停車させることも可能となっています。
西武40000系の1号車に女性専用車のステッカーがあるのは、平日の朝ラッシュ時の対象列車にも使われていることであり、S-TRAINの場合は例外となります。
こちらはTJライナーの東武50090系にも言えることであるし。
9号車の弱冷房車は、S-TRAINでの運用時には、 通常の温度設定となります。
S-TRAINの乗降口は1両につき1ヶ所であり、乗車口の前には係員が立っています。
10号車のパートナーゾーンは、フリースペースであり、S-TRAINの場合は座席定員には含まれていないです。
今回の座席指定券は510円しました。
1000円札を使って座席指定券を買う時には、先に10円玉(硬貨)を入れてから1000円札を入れれば500円お釣りが来ます。
乗車レポートは後程お伝えする予定です。
このように、西武40000系によるS-TRAINに初めて乗ることが出来て良かったです。
画像は、所沢駅と豊洲駅で撮影したものです。
↧
西武40000系によるS-TRAIN101号で豊洲から所沢へ
↧