続いては、6月25日に、新線新宿駅(京王新線と都営新宿線の新宿駅)と笹塚駅で撮影した、都営新宿線の10-000形の10-240Fによる区間急行橋本行きで、本八幡から桜上水までそれに乗って行きました。
この時に標識灯が点灯していたので良い感じに撮影することが出来たし。
区間急行の表示は、前面が区間急行で、側面が10-300形や京王9000系と同様に区急となっています。
京王の区間急行は、2013(平成25)年2月22日に、これまでの通勤快速から変更された列車であり、都営新宿線からの直通の場合、新宿を発車した後、初台、幡ヶ谷、笹塚、桜上水、千歳烏山、仙川、つつじヶ丘と調布からの各駅に停車することになります。
下りの区間急行は、夜間1本の桜上水行きを除いて全て相模原線直通(京王多摩センターまたは橋本行き)となっており、相模原線では各駅に停車することになるし。
京王八王子または高尾山口からの区間急行(上りのみ運転)は、多磨霊園、武蔵野台、飛田給、西調布の各駅が通過となる為に、調布から各駅停車にすることにより、平日の夕方以降の8本が新線新宿→調布間は区間急行調布行きで運転され、調布から各停に変更されて高尾山口へと向かうことになります。
本八幡→新宿間で各停調布、新線新宿→調布間で区間急行調布、調布→高尾山口間で各停高尾山口行きの表示となるのはその為であるし。
本八幡 16時38分、新線新宿 17時20分発→調布 17時44分着、17時49分発→高尾山口 18時44分着の27T運用は都営10-000形または10-300形の8両編成で運転され、それ以外は都営10-300形の10両編成と京王9000系で運転されます。
京王9000系の場合は、調布から各停高尾山口行きの表示も出てくるし。
高尾山口からの折り返しは快速本八幡行きとなります。
平日の朝と夕方以降には、都営線新宿からの急行橋本行き(都営線では各駅に停車)も運転されるけど、相模原線では特急や準特急と同じ停車駅(途中、京王稲田堤、京王永山、京王多摩センター、南大沢に停車)となるし。
笹塚駅は、1978(昭和53)年7月21日に高架化された2面4線の駅であり、1番線が京王線新宿駅からの下り列車(京王八王子、高尾山口、橋本方面)、2番線が京王新線、都営新宿線からの下り列車、3番線が京王新線(新線新宿、都営新宿線直通)、4番線が京王線上り(京王線新宿行き)となっているけど、3,4番線の幡ヶ谷寄りに両渡り線があるので、3番線から京王線新宿行き、4番線から新線新宿方面の列車が発着することもあります。
こちらは同じ渋谷区にある小田急線と東京メトロ千代田線の代々木上原駅などと異なる点となっているし。
京王新線は、1978年10月31日に新宿~笹塚間で開業した複々線区間であり、京王線新宿駅を都営新宿線と結ぶように改良することが困難であることから作られた新線であり、甲州街道の真下を通る為に直線で結ばれています。
京王新線が出来た理由は、都営新宿線と直通運転させることだけでなく、列車の増発に対応させること、甲州街道の真下に通して直線化させることもあります。
京王線新宿~笹塚間は、京成線の京成上野~日暮里間の地下トンネル区間と同様にカーブの多い地下トンネル区間(新宿トンネル)である為に減速信号現示により速度制限が掛かっていたけど、2011(平成23)年10月2日にATC化されてからは改善されています。
京成線のほうも1号型ATSからC-ATSに改良されていたし。
初台駅と幡ヶ谷駅は、京王新線の開業と共に新線側にシフトされていたのは、都営新宿線から(へ)の直通客の為であるほか、京王線新宿~笹塚間のノンストップ運転によるスピードアップ化もあります。
1964(昭和39)年6月7日の地下化から京王新線の開業まで使われていた初台駅の旧地下ホームは、1面2線の島式ホームで18m級の6両分しか止まれず、現在のような20m級の10両分に改良することが困難であった為に新線にシフトされたことが妥当であったし。
京成線の博物館動物園駅も、京成金町線と同様に4両編成までしか止まれず、改良することが困難であったことや、利用客が減少していた為に廃止され、旧初台駅と同様に地下に眠る旧ホーム跡と化してしまったのであります。
京王線がATC化されたのは、2010(平成22)年3月26日の相模原線(調布~橋本間)からであり、当時は地上駅だった調布駅でATS⇔ATCの切り替えが行われていました。
翌年の2011年3月に全廃された6000系が2010年3月に撤退相模原線から撤退していたのはその為であったし。
2011年10月2日に京王線系統の全線がATC化されていたので、信号機が灯らない区間となっていました。
このことは、ATC化された東武東上線の池袋~小川町間でも言えることであるし。
京王相模原線の京王多摩センター~京王堀之内間にある多摩センター第一トンネルは、府中カントリークラブ(ゴルフ場)の下を通るトンネルであり、建設工事の時に問題になっていたけど、13・14番ホールが改良されるなどで問題が解決されていました。
京王線が京王多摩センターから南大沢を経て橋本まで延長されたのはこのことのお陰でもあります。
笹塚駅では、京王線新宿から来た特急列車の通過待ちが行われていたので、標識灯が点灯したシーンも撮影することが出来ました。
笹塚駅は、一昨年9月25日の改正で、千歳烏山駅と共に準特急の停車駅となり、都営新宿線の急行が土休日の朝の高尾山口行きの直通列車を除いて笹塚発着となり、橋本発着の都営新宿線直通列車が全て都営新宿線で各停に戻されています。
区間急行が仙川駅に止まるようになったのも、一昨年9月の改正からであり、新宿~調布間の急行停車駅に仙川駅を加えたものとなっています。
京王新線にシフトされる前の幡ヶ谷駅は、2面2線で、構内踏切がありました。
初台、幡ヶ谷両駅共に京王線(本線)時代は各停しか止まらなかったけど、新線にシフトされてからは全て停車するようになったし。
京王線では、新5000系が今年9月にロングシートでプレデビューすることで話題になっているけど、総合車両製作所から若葉台工場まで陸送され、一昨日(6月26日)に到着し、実車が披露されていました。
この日は、10-600Fが営業運転入りした日でもあるし。
このように、都営の10-240Fに神保町から本八幡まで乗っただけでなく、本八幡から再び10-240Fに乗り、新宿駅からの区間急行橋本行きの表示も撮影することが出来て良かったです。