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都営バスの王40系統 N-K466号車で池袋から西新井へ

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8月3日は、池袋駅東口から西新井駅まで、都営バスのN-K466(練馬200か・715)号車による、王40甲系統に乗りました。

今回乗った都営バスのN-K466(練馬200か・715)号車は、日産ディーゼル(現、UDトラックス)のスペースランナーRAシリーズの前身であるノンステップバス(KL-UA452KAN改)で、2003(平成15)年1月に、K465,467,468,469号車と共に北自動車営業所に導入されていました。

同時期には、K499号車が江東自動車営業所、K500,501,502号車が練馬支所に導入されていたし。

これらの車体は、富士重工業(現、SUBARU(スバル))のバス車体製造の末期(撤退前)に群馬県伊勢崎市で製造された新7Eグループであり、都営バス最後の富士重工車体となっています。

K499号車とK500,502号車は、北自動車営業所のCNG充填設備の廃止に伴うCNG車の放出(従来のディーゼル車への置き換え)と共に北自動車営業所に移り、K499号車に関しては、江東時代の足立200か・627号車から練馬200か24-57号車となっていました。

練馬支所から北自動車営業所に移った時に、練馬ナンバーのまま移せたのは、東京都北区が練馬ナンバーの地域だからであります。

これによって、F-K501(練馬200か・720)号車が練馬支所に残留となり、池65系統(池袋駅東口~江古田二丁目、練馬車庫間)中心で使われるようになっているし。

こちらも練馬支所での富士重工車体の最後の1台として注目されています。

現在都営バスのK代車は、H代車の残りと共に除籍が進められており、今年度に導入されるC代車によってH代車及び方向幕車が全廃される見込みとなっています。

715ということで、元モーニング娘。の久住小春氏やAKB48のゆきりんこと柏木由紀氏の誕生日の番号なので、小春&ゆきりん番と呼んでいます。

北自動車営業所は、東京メトロ南北線の志茂駅付近(環七通りの北側)にある営業所であり、1980(昭和55)年4月4日に、同じ東京都北区にあった滝野川自動車営業所(王子電気軌道のバス事業由来の営業所)と昭和町分車庫からの移転によって開設されていました。

滝野川自動車営業所の時代は、いすゞ車が指定されていたけど、1982(昭和57)年3月29日に、UD車指定営業所だった志村営業所の廃止、統合によってUD車が入ってくるようになっていました。

当時は、いすゞ車とUD車が混在していたけど、北自動車営業所の新規導入車がUD車となり、1987(昭和62)年には、UD車指定だった今井支所との交換及びいすゞ指定だった巣鴨や新宿などへの転出により、一時的にUD車に統一されていました。

今井支所は、1987年5月まで今井操車所にあった車庫(トロリーバスから転用されていた)であり、当初江東自動車営業所の支所だったことからUD車が指定され、いすゞ車指定だった初代江戸川自動車営業所(臨海支所の前身)の支所となった後もUD指定のままとなっていたし。

2006(平成18)年度のP代車からは、年度毎の入札制による車両導入に切り替えられたことにより、北自動車営業所にも三菱ふそう車や日野車が本格的に導入され、いすゞ車が復活するなどで大きく変化していました。


2005(平成17)年度のN代車では、UD指定だった北、江東の両自動車営業所及び練馬支所のみUD車が導入されていたし。


王40甲系統は、豊島区の池袋駅東口から、王子駅前と荒川土手を経由して、足立区の西新井駅へと至る路線であり、運転本数の多いドル箱路線でもあります。

東武東上線の池袋駅と東武スカイツリーライン(伊勢崎線)の西新井駅を結ぶショートカット路線であることから、幻となった西板線計画の替わりともなっているし。

これより乗車レポート。

池袋駅東口では、グリーン大通上にある6番乗り場から発車。

明治通り上のヤマダ電機LABI池袋(旧、三越池袋店)、東京三菱UFJ前で降車扱いや折り返しまでの待機が行われているので、そこで撮影しました。

池袋駅東口を出た後左折し、ヤマダ電機裏にある10番乗り場に停車してから明治通りを北上。

池袋駅東口発着の都営バスのうち、王40系統、王55系統(池袋駅東口~王子駅前、ハートアイランド東経由~新田一丁目間、北自動車営業所所属)、草64系統(池袋駅東口~王子駅前、日本堤経由~浅草雷門南間)が半時計回りのルートを辿っています。

ここから王子駅前までの区間は、都営バスのほか、バスタ新宿~池袋、王子経由の東北方面への高速バスも通るので華やかな区間とも言えます。

西巣鴨までは、草63系統と同じルートを通っているので、最も賑やかであるし。

池袋駅東口~西巣鴨~王子駅前を通る都営バスの路線のうち一番本数が多いのは、王40甲系統であり、みんくるガイド(都営バスで無料配布されている路線案内図)で、高頻度路線を表す太線となっています。

飛鳥山で左折し、都電荒川線(東京さくらトラム)との併用区間に入っていました。

この時に飛鳥山で信号待ちをする8902号車による三ノ輪橋行き、王子駅前で7708号車(7010号車から改造された車両)による早稲田行きを見ることが出来ました。

北自動車営業所の前身である滝野川自動車営業所や、王40系統の池袋~王子間は、王子電気軌道のバス事業によって開拓されていたので、都電荒川線と都営バスで王子電気軌道の時代からの繋がりがあることが分かります。

北車庫行きは、王子駅前から分岐し、王57系統と同じ北区神谷町経由のルートで北車庫へと向かうことになるし。

王子駅前からは、鉄道のない地域をカバーする区間となる為にかなりの乗客が乗ってきていました。

この先豊島二丁目、豊島三丁目、豊島四丁目、豊島六丁目、豊島五丁目団地と、豊島の付くバス停が続くけど、東京都北区豊島のことで、豊島区とは無関係であります。

豊島五丁目団地は、鉄道の駅から離れた場所にある団地である為に、バス輸送が盛んに行われており、王子駅前からは、王40甲系統のほか、王57系統(赤羽駅東口~王子駅前~豊島五丁目間)、王40丙系統(王子駅前~江南中循環)も出ています。

平日の夜には、池袋駅東口または王子駅前から豊島五丁目団地への深夜バスも出ているし。

豊島五丁目団地では乗客が入れ替わっていたので、豊島五丁目団地から西新井へと向かう乗客も多いことが分かります。

豊島五丁目団地を出た後、隅田川に掛かる豊島橋を渡り、宮城二丁目(足立区宮城)へ。

足立区の宮城は、新田、小台(足立小台)、千住エリアと同様に隅田川と荒川に挟まれた足立区の地域であります。

その後荒川に掛かる江北橋を渡ってから左折し、荒川土手へ。

荒川土手を出た後に右折し、片側1車線の狭い道である江北バス通り(都道307号線の一部)に入っていました。

江北バス通りに入ってすぐの場所にある荒川土手操車所は、東43系統(東京駅北口、駒込病院~荒川土手操車所間)が折り返す場所であります。

東43系統では、本数が少ないながら、駒込病院~江北駅または豊島五丁目団地行き(宮城二丁目から分岐)もあるし。

こちらでは、狭い道を王40系統の大型バスが頻繁に行き交うことで有名であり、運転に気を使う区間だと言われています。

尾久橋通りと交差する江北四丁目バス停は、日暮里・舎人ライナーの江北駅付近にあり、乗り換えに便利であります。

江北駅前には、ライフとコジマ×ビックカメラの複合店舗があり、その周辺にはドイト(ホームセンター)の西新井店もあるし。

阿弥陀(あみだ)橋のバス停は、西新井堀に掛かっていた阿弥陀橋が由来であり、暗渠化された後もその名残があります。

その後に環七通りに入り、西新井大師へ。こちらは大師前駅付近にあり、初詣の時期には賑わうことになります。

栗原町を出た後、西新井陸橋で右折し、再び狭い道を通ってから西新井駅に到着。

その後、折り返し間合いによりロータリー内で待機していたけど、東武バスを含めた4台のバスが並んでいました。

西新井駅発は、行きとは別のルートを通り、突き当たりを右折してから尾竹橋通り上にある西新井駅入口バス停に停車し、左折してから環七通りに戻るので、時計回りのルートであることが分かります。

この日は、東武大師線の8575Fがお目当てだったので、その前に池袋から西新井まで、都営バスで貴重となった富士重工車体のUD車に乗ることが出来て良かったです。


並びのバスは、N-V372(練馬200か24-69)号車の三菱ふそうエアロスター(先発)、N-P458(練馬200か16-55)号車のUDスペースランナーRA(元大塚支所→巣鴨自動車営業所所属)、東武バスセントラル(西新井営業所所属)の9730(足立200か・944)号車の日野レインボーHR(北04系統、北千住駅~西新井駅西口間)です。


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