続いては、昨日(12月15日)に江ノ電の極楽寺検車区で行われた、タンコロまつりで展示されていた、タンコロこと108号車の車内です。
内装は、都電の6000形などと同様に、床だけでなく、緑色の座席で壁も板となっていること、電灯は丸型の白熱灯なのでレトロ感が漂っています。
1両編成なので、開業当時に路面電車だった頃の雰囲気があるし。
京王線が昔路面電車だったことの面影は馬車鉄道→路面電車規格に基づいて採用された1372mmのレール幅だけとなっていることに対し、江ノ電では、江ノ島~腰越間の併用軌道で路面電車だった頃の面影があります。
前面には、昔の路線図があり、禁煙の表示の下には、鎌倉市に本店のある井上蒲鉾店・梅花はんぺんの広告があります。
鎌倉海浜公園の107号車は、雨天、強風時を除いた9時~16時30分の間に中に入れるけど、座席は木製となっていました。
100形タンコロのほうは、1両編成で、前後にドアがあるということで、かつての路面電車を彷彿とさせるスタイルで人気がありました。
107号車と108号車は、今から33年前の1980(S55)年12月にさよなら運転を迎えるまで、連結化改造されることもなく、単行のまま活躍していました。
ATSが導入されるまでの間は、タブレット交換が行われていたし。
このように、今回はタンコロの車内に入ることが出来て良かったと思っています。