こちらは、今月(11月)18日に、新宿駅の7番線で撮影した、JR東日本E257系500番台(幕張車両センター所属)のマリNB12編成(クハE257-512F)によるホームライナー千葉3号です。
ホームライナー千葉号は、平日の夜間に東京、新宿→千葉間で運転されている通勤ライナーで、このホームライナー千葉3号は、しおさい16号(銚子発新宿行き、新宿しおさい)の折り返しである為に唯一新宿発となっています。
2008(平成20)年3月9日までは、土休日にもホームライナー津田沼号として運転されていたけど、当時はしおさい16号と共に255系(房総ビュー型車両)で運転されていました。
2008年の改正で平日のみの運転となり、土休日は回送に変更されたけど、その翌年の2009(平成21)年には、しおさい16号と共にE257系500番台に置き換えられていました。
この列車は、21時07分に新宿駅を出た後、秋葉原駅で乗車扱いが行われ、津田沼、稲毛の両駅で降車扱いが行われた後、千葉駅へと向かうことになっています。
千葉に到着した後、東京まで回送され、ホームライナー7号として再び千葉に向かうことになるし。
ホームライナー1号と5号は、255系が使われているけど、グリーン車も普通車扱いとなっています。
ホームライナーは、座席定員制で、乗車するには、ライナー券(510円)が必要となります。
E257系500番台は、東京→逗子間のホームライナー逗子号(大船→逗子間はフリー乗車の快速扱い)やおはようライナー逗子号(逗子→東京間、どちらも平日のみ運転)にも使われているので、逗子ライナーで横須賀線を走る姿も見られています。
この画像を撮影した新宿駅の7番線は、以前中央線特急のホームだった場所であります。
ホームライナー千葉号は、183系が当たり前だった国鉄時代の1984(昭和59)年7月23日に、国鉄で2番目のホームライナーとして、東京→津田沼間のホームライナー津田沼号で運転開始されたのが始まりであり、翌年の1985(昭和60)年3月14日には、新宿発も新設されていました。
千葉まで延長されてホームライナー千葉となったのは、1988(昭和63)年7月6日のことで、現在は全てホームライナー千葉号となっています。
因みに国鉄で一番最初に登場したホームライナーは、1984(昭和59)年6月1日に登場したホームライナー大宮号(上野発大宮行き)で、当時は旧あさま号の車両が使われていました。
1988(昭和63)年7月6日には、一部が東北本線(宇都宮線)の古河駅や高崎線の鴻巣駅まで延長されてホームライナー古河号またはホームライナー鴻巣号となっていました。後に大宮号が廃止されて古河号、鴻巣号へ。
今年3月15日の改正でホームライナー鴻巣号がスワローあかぎ号に格上げされ、古河号が廃止されていました。
どちらも末期は185系が使われていたけど、一時期急行能登号で活躍していた489系や485系も使われていたこともありました。
E257系500番台と言えば、今年の5月3日~5日(ゴールデンウィーク)に、千葉~河口湖間の臨時快速山梨富士号に使われ、富士急行線にも入ったということで話題になっています。